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無痛治療の痛みの代償

はじめに

歯医者は怖い!っていうイメージは、大人になってもなかなか拭えないですよね。
私はどれだけ歯医者に通っても、毎回手に汗握ってしまいます。
今回は、どうしても歯医者が苦手な私が「無痛治療」に挑んだ時のお話です。

抜歯

不正咬合と歯並びを治すため歯科矯正を始めたのですが、そのためには下の歯2本を抜歯するか、あごの骨を削るか、どちらかが必要だと言われました。
正常な歯を抜歯するのはとてももったいないですが、骨を削るのは怖かったので抜歯を選びました。
私の通っている歯科医院は無痛治療を薦めています。なので、抜歯も無痛治療でお願いすることになりました。
抜歯の日は2本一度に抜くため、体調を万全にしてくるように。
無痛治療なので痛くはないので安心してください、とのことでした。
それまで抜歯といえば、親知らずを抜くための1時間以上に渡る苦痛のイメージが色濃く脳裏に残っています。
親知らず抜歯の時には、血の味、顎の疲れ、機器類の音との三重奏で疲れ果て、時々聞こえてくる先生の「ふんっ」という気合いの声にますますおびえたものです。
その恐怖の記憶があったので、無痛治療は私にとって魅力的でした。
親知らずではなく、普通に生えている健康な歯なので抜歯にそんなに時間がかかるはずがないし、簡単に抜けるだろう、と高をくくっていました。

無痛治療

いざ抜歯当日。
いつもとは違う部屋に案内されました。
ドアには「手術室」と書いてあります。
あれ?手術じゃないですよね…。
一瞬緊張が走りましたが、いかにもという感じではなく、いつもの治療用のイスの周りにいろんな機械があるちょっと隔離された部屋という感じだったので、とりあえず安心。
イスに座ると、目の前にパソコンのディスプレイがあり、自分の好きな音楽が聞けるようになっていました。

抜歯はその歯科医院の院長先生が担当です。
院長先生は、矯正の最終確認をしてもらうくらいなので普段はめったにお目にかかれません。
いわばラスボスのような存在。
その院長先生が担当ということで緊張度が少しアップ。
しかもやたらと優しい。
普段はそんなにお話しをするほうではなく、必要なことを淡々と説明してくれるだけなのに、やたらと話しかけてきて、いかにも私の緊張をほぐすかのよう。
いやいや、無痛治療ですよね。痛くないですよね。緊張しなくてもいいですよね。
緊張しなくても大丈夫ですよ、といわれるほうが緊張するんですけど。
好きな音楽聞いてくださいね、と言われても、一気に緊張が高まってしまったので音楽など耳に入らず、適当な音楽を流していました。
いざ抜歯!
ちょっと大きな音がしますが大丈夫ですからね。
と言われ緊張が更にアップ!
バチバチバチッ!!
と火花を散らすような音が脳内に響きわたり、ちょっと焦げ臭いような匂いも。
いやいや、これはかなり大きい音じゃないですか!?
口の中なので余計に私には大きく聞こえます。
もう完全にびびりまくりです。
でも確かに痛くない。
痛くはないけど…この音で完全に委縮してしまい、緊張はMAX。手にも汗を握りっぱなし。
確かに痛くはないけど…。
歯医者って誰でも嫌いですよね。
あれって痛さはもとより、至近距離で聞こえるキーーーーンッとか、ギリギリッとかいう機械音が恐怖感を増しますよね。
自分の番じゃなくてもあの音を聞くと帰りたくなりますもん。
今回の無痛治療での音はあれよりもさらに大きな音で、しかもいままで聞いたことないバチバチッって音でした。
ホラー映画も、音で驚かせたり恐怖を煽ったりってのが多いですが、あんな感じですね。
痛みは大したことないのに、完全に音にやられました。
しかも、健康な歯は抜くのに意外と時間がかかるということも初めて知りました。
そんな、意外と時間のかかった抜歯の間中、手はずっと固く握ったまま、いろんなところに変な汗もかくし、どっぷりと疲れ果ててしまいました。

終わりに

確かに痛くはなかったし、麻酔を打つ時の痛みや、麻酔がきれていくどんよりとした感じはありません。
しかし無痛治療にしてあぁよかったー、とは素直に言えない。
次回も機会があればこれにするかと言われたら…、ちょっと考えるかも、と思った無痛治療体験でした。

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